きょんです。今日は匂いについて話してみよう。
オカマバーやっていると、相変わらず「どういう男が好きなの?」という質問をされる。
そりゃあ多少は見た目で選ぶが、最近は「匂い」だ。
近づいてみて、いい感じの匂いの男がわたしのタイプ、ということだ。なので、どういう男がいいかは「近づいてみないとわからない」が本音となる。
もちろんその匂いは言語では説明できない。匂いに対しての言語は乏しい。単純に「嫌じゃない匂い」ならいいのだが、若くて健康な男の匂いはちょっと惹かれるものがある。
昔はそんなことはなかったんだけど、最近やたらと鼻が利くようになってきた。科学的根拠はわからないが、女性ホルモンや睾丸摘出に何らかの理由があるのかも知れない。男性の匂いに限らず、女性の匂いとか家の匂いとかにも敏感になった。自分の部屋が変な匂いしてたらめちゃ気になって、やたら喚起したり掃除したりしてしまう。
というわけで最近わたしは鼻が利くのである。鬼滅の刃の炭治郎状態だ。今日から竈門きょん治郎と名乗ります。

女性の嗅覚に関する研究データ
女性は男性に比べると匂いに敏感らしいが、このことに関する論文が驚くほど少ない。頼りのChatGPTも曖昧なことしか答えなかった。役立たずめ。
そんな中で唯一参考になったのはこの本。
「女は良い匂いのする男を選ぶ!なぜ」 竹内久美子
動物行動学といえば竹内さん。今回もお世話になろう。
私自身、どうして匂いに敏感になったのか知りたいので、この本から学んでいこうと思う。
感情を匂いで読み取る
犬は、人間が自分を怖がっているかどうかが匂いでわかると言われている。
実際の研究では、アリ、ミツバチ、魚(ヒメハヤ。ミノウ)哺乳類(ラット、マウス)が、体の匂いの変化から、恐怖や警告についてコミュニケーションをしていることがわかっている。
人間はどうなのか?
米ラトガース大学のJ・H・ジョーンズ氏らの研究にこのようなものがある。
ニュージャージー州の大学の学生またはスタッフ、男10人、女12人に二種類の動画を見せた。一つは、ハッピーを感じさせるものとして、コメディを抜粋したもの。約13分。
もう一つは、蛇や虫、人食いワニの動画で、同じく13分。こちらは恐怖を感じさせるものとなっている。
被験者は、どちらの動画を見ている間にも、それぞれ腋の下にガーゼをあてがい、ハッピーな気分になってるときと恐怖を感じたときの匂いを染み込ませる。このガーゼはマイナス80°に保たれて1週間保存された。
そのガーゼを判別者にかがせる。判別者もニュージャージー州の大学の学生またはスタッフ。男性37人、女性40人が選ばれた。
すると、男性も女性も、女がハッピーな気分のときに発する匂いについてはよく判別できた。
しかし、男がハッピーな気分のときに発する匂いについては女しか判別できなかった。
ご機嫌な女はいい匂いを出すってことみたいだね。
そして、恐怖を感じているときに発せられる匂いについては、男も女も、女が発する匂いについては判別できなかったのに対して、男が恐怖を感じているときに発せられる匂いについては判別できた。
まとめると
・男は、女がハッピーなときの匂いはわかるけど、同性である男性のハッピーな匂いはわからない。
・女は、男でも女どちらとも、ハッピーなときに発する匂いがわかる。
・男は、男が恐怖を感じているときに発する匂いはわかるが、女が恐怖を感じているときに発する匂いはわからない。
・女も、男が恐怖を感じているときに発する匂いはわかるが、女が恐怖を感じているときに発する匂いはわからない。

ちょいややこしいけど、この研究でわかることは、人間の感情はある程度匂いで判別できるということだ。そして、判別能力は男性より女性のほうが鋭い。
男がビビってるときの匂いってどんなんかしら?
彼氏がいる女ほど男の匂いに敏感?
もう一つこんな研究がある。彼氏がいる女ほど、男の匂いに敏感になる。
チェコ共和国チャールズ大学のJ・ハブリチェク氏らは、2005年、男子学生48人に対し、自分が他者よりも心理的に優位に立っていると感じる優位性についてのアンケートを実施した。
どんだけ他の男子に対してマウント取れるか、というアンケートだ。すげえな。

この学生たちに、24時間コットンのパットを腋の下に挟んでもらう。ただし、結果に差が出ないように香水とかアルコールとか煙草とか、匂いに影響が出る要素は一切排除した。
そして男の腋の下に挟んだパットを女性に判別してもらうと、アンケートで優位性を持っていると回答した男性の匂いをセクシーだと感じる傾向にあった。
自身ある男子はセクシーな匂いするらしいぞ。
ただし、これは彼氏がいる女限定で、しかも生理的に妊娠しやすい時期にあるときのみ、の結果だという。彼氏がいない女子には自身たっぷり男の匂いも、特に違いは感じられないそうだ。めちゃ限定的であまり参考にならんような気もするが、彼氏がいるからこそ、女は他の男と比較して優位性を感知しているらしい、という恐ろしい研究結果だ。より良いオスの遺伝子を残そうとする本能なのだろう。

男がマウントを取りたがるのは、生物学的にちゃんと理由があるのかも知れないね。
自然界はもっとエグい
動物はメスがオスを選ぶが大原則である。理由は単純で、一回の繁殖にかかるエネルギーや時間効率が多い方が選ぶ側になるということだ。妊娠するメスに比べれば、一発ドピュッと出して終了のオスなんてお手軽すぎる。オスのドピュに比べたら一回の繁殖にかけるメスの本気度が違うのは当然なのだ。
メスはより強い子孫を残すために、免疫力の高いオスを選ぶ。外見や匂いの情報をもとに、無意識レベルでオスの健康度を測っているということだ。動物はスカウターなんていらん。

たとえば孔雀は、オスの目玉模様が多いほどメスにモテる。目玉が少ないオスはメスに相手にされない。結果、見た目がより派手なオスのほうが交尾する機会に恵まれ、派手なオスの子孫が増えていき、目玉模様の少ないオスは交尾の機会に恵まれずに淘汰される。イケメンしか勝たん恐るべき孔雀社会。

香水について
匂いに敏感になったせいか、香水の匂いが好きじゃなくなった。
そりゃあ、わしも水商売。出勤前にサッと振りかけるくらいのことはするが、ワンプッシュ以上はやらない。ついてるかついてないかわからなくても、一回いじょうやらないと決めている。
街を歩いていると、たまにありえないくらいぶちまけてる女がいる。まあ最近では男も多いけど。
鼻は匂いに慣れるそうだ。たとえば牧場。最初は動物の匂いが気になるけど数時間うろうろしてるとあまり気にならなくなる。

それと同じで、同じ香水を使い続けていると、鼻が慣れてしまいワンプッシュでは匂いがわからなくなってしまうので、何回もぶちまけてしまうようになるらしい。
なので香水は三種類くらい使い分けるのがいいそうだけど、たかが香り付きの液体にそんなお金かけるんのももったいないから、最悪無くてもいいと思う。
すべてはドルチェ&ガッパーナの香水のせいだ。と瑛人も言っている。
つけすぎには気をつけよう。

ちなみにわたしが今使ってるのはランバンです。安いわりには無難な匂いだぞ。
結局のところわからない
これ以上はあまり嗅覚に関する情報がなかった。本に書いてあることはちゃんとした研究データだが、男女の嗅覚の差についてはまだわからないことが多いそうである。
確かに匂いには敏感になった気がする。しかしどんな匂いの男がいいかという説明ができない。
宇宙人は鼻がない。人間は進化するとどんどん嗅覚が退化していくそうだ。

そういえば最近のアニメキャラは、もう鼻が点だ。
今「推しの子」にハマってるんですが……

やっぱり、「鼻」はこんな感じ。
残念ながらこういう絵が可愛いと思うのも事実である。
もう我々には鼻なんて必要ないのかも知れない。
おあとがよろしいようで。
ちなみに私が一番好きな匂いはバイク屋さんの匂いだ。甘いオイルの匂いがたまらない。あの匂いが嗅ぎたいがために、バイク買わんくせにお店行くこともある。久しぶりに嗅ぎにいこうかしら。



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