こんにちは。トランスジェンダー女性のきょんです。今日はファッションの話をするぜ。
女は金がかかる。いつも同じ服を着てると気分がアがらない。他人は私が前回着ていた服など覚えていないのだから、スティーブジョブスのように毎日同じタートルネックでもいいはず。それでも私たちは服を買う。ファッションにお金をかけるのは完全に自意識の問題だ。どいつもこいつも自意識過剰なのだ。
だがそれでいい。
というわけで夏から秋になったので、季節に合わせた服を数着購入。もちろん去年の秋に着ていた服はクローゼットの中に眠っている。それを使いまわせば余計な出費は防げるのに、どうも着る気になれない。「よくこんな物を着ていたな」と思うことさえある。人間は新陳代謝により細胞が入れ替わっているので、細胞レベルで考えると去年の私と今年の私はおそらく別人だ。今年の私は今年の私のセンスに合わせるしかない。「俺が俺以外」になったのでございます。
1年を通して着なかった洋服は即捨てよう。1年着なかったのなら、もう死ぬまで着ることはない。場所を取り続ける負債だ。罪悪感を振り切って今の自分にふさわしい服を探しにいこう。
試着は必須
わたしはトランスジェンダーというかニューハーフというかオカマというか、とにかく体のベースが男性だ。サイズはクリアしていても骨格的に着ることができない服が存在する。
特に原宿で売っているような、いかにも「姫」みたいな服は要注意。首を通したあと袖が通らず服を破壊したことさえある。たまたま友達の女の子からもらった服だったからよかったけど。
最近はネットで何でも買えるが、服だけは変わらず直接買いにいく。通販で買って届いたもので、納得した試しはほとんどない。サイズ表記よりはるかに小さかったり、実際の商品は画面で見たより安っぽいことが多い。写真の撮り方とモデルが良すぎるせいだ。
そんなわけで私は納得いくまで何度もお店で試着する。それでも買うものがなければ店を去る。服の購入で失敗しないコツはそれしかない。仏様のように愛想がいい店員さんが相手でも、義理で買ってはいけない。買っても着る機会のない服は場所を取るだけで、ウエス以下の存在になる。
おっさんの場合、女性の服を試着するのは気が進まないかもしれないけど、トイレ問題とは違い、服の試着に違法性はない。試着室には男女の切り分けは存在しない。

どうしても恥ずかしい人はリサイクルショップをおすすめする。リサイクルショップなら、同じフロア内に男性モノと女性モノが同時に販売されている場合が多い。わたしも中古はけっこう利用している。
服選びの基準
これは本人が納得するしかないけど、アドバイスとしてはブランドにはこだわらないことが大事。最近の洋服は安くてもブランドものに引けを取らないクオリティのものが存在する。ニセモノはそれがニセモノだとわからなければ本物だ。ブランドものの強気な値段は品質ではなく「ブランド料」だということを忘れてはならない。グッチのTシャツは7万円もする。頭がおかしい。
タグや値段を見ず、直感的に服を選び、試着する。来てみて納得したら候補に。これを繰り返して決めるのが一番。
試着室も照明環境が整っている店では、試着したときの印象が全然違う。大手のアパレル店はさすがというか、試着室で顔がきれいに映るように計算されている。鏡に写っている自分の印象はしっかりと分析しよう。
素材も重要
素材選びでは、やはりストレッチ素材の服は便利。多少デザインが良くてもストレッチ素材ではない服は、普段着としてはあまり活躍しない。これは経験上そうなった。本来男性向けにつくられていない服なので、着てるときの負担は少ない方がいい。ストレッチ素材であれば多少の体格差は問題がなくなる。(もちろん痩せた方が選択肢は増える)
ドラえもんなどに出てくる未来人は、みんな服がピタッとしているけど、ファッションは最後にはそこにたどり着くような気がする。
今回買った服、紹介。
最近買った服を紹介します。()内はブランド名。知らないブランドが多いけど、調べたら出てくる。
ニットワンピース Mサイズ(a lot of love) 990円
購入先(本厚木 トレファクスタイル)リサイクルショップ


今年はけっこうウエストを絞ったので、ボディラインを強調できるワンピが欲しかった。着てみたらシルエットが綺麗に出たので即決。身長を生かせる作りで長さもちょうどよかった。何より安い。
ニットワンピース S (nano universe) 1980円
購入先(本厚木 トレファクスタイル)リサイクルショップ

これも着た感じのシルエットが良かったので購入。色は好みではなかったけど、着てみると思ったより悪くなかった。歳を取ると、若い頃無視してきた淡い色があってくる。ナノユニバースということで着心地も良い。
ハイウエストタイトスカート M (MAJESTIC LEGON) 990円の20%引き
購入先 (本厚木 トレファクスタイル)リサイクルショップ


見た目はウエストがキツそうだけど裏側がゴムで伸縮する。色がトップスに合わせやすいし、秋っぽい。スタバで綾辻行人の小説でも読んでそうな女子が履いてそう。20%引きということで792円。安い。
テーラードジャケット S(musemuse) 1200円
購入先 (静岡県伊東市ASTON)リサイクルショップ


たまたま静岡行った時に見つけたミュゼミュゼの薄手のテーラードジャケット。着てみると袖が細くてかっこいい。デキるキャリアウーマンになった気分。サイズS表記だけどわたしはちょうどよかった。スカーフも付属していたけど、使い道なし。
着てみるとこんな感じ。

シンプルレースアップシューズ 3L 3E(masyugirl) 5990円
購入先(東京町田市マルイ2F)

これは東京都町田市のマルイで購入。靴も通販で何度も失敗しているので、やっぱり試着からの購入。ブーツっぽいけど見た目のわりに軽い。パンツにもスカートにも合わせれる。防水じゃないのが難点。素材も薄い。1シーズンで履き潰す感じになると思う。
トランスジェンダー向けの靴についての記事や動画は過去に出しています。ぜひ参考にしてください。
女性モノの服は安い
こうやってリストアップしてみると、それほど高い買い物はしていない。ほとんどリサイクルショップでの購入だけど、最近のリサイクルショップは選定に厳しいので綺麗な服しか置いていない。むしろブランド物のほうがダメージが多いように感じる。探す手間さえ惜しまなければ安くて綺麗な洋服はいくらでも買える。
レディース服は流行り廃りが激しいので、1シーズン前の服はいとも簡単に価格崩壊する。リサイクルショップをうまく利用して賢く着まわそう。狙い目は品質のいい無名ブランドだ。ファッションの良し悪しはカバン以外、素人には見分けがつかない。



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