こんにちは、トランスジェンダー女性のきょんです。本厚木のオカマバー『おかま共和国」でチーママをやってます。
トランスジェンダーとして生きていく上で、性同一性障害の診断書はあった方がいいと言われ、診断書を作成することにしました。
わたしは自分の性自認(体は男性だけど中身が女性)を病気だとは思っていないので今までこの手の診断は無視してきたけど、最近では性別違和(gender dysphoria)という認識に切り替わっているし、世の中も変わってくるし、この先診断書が必要になることもあるんじゃないか、と。
というわけで診断書作成を依頼するために、以前お世話になったことのあるジェンダークリニックに電話したところ
2ヶ月待ち
そんなに? と思ったけど、別に急いでいないので予約した。
そして2ヶ月経ちクリニックへ。
診断書作成の手続き
診断書作成前にまず、今後性別適合手術(性転換手術)を行う予定はあるか? と聞かれる。これはタイなどの海外で手術を受ける場合、英語の診断書が必要になるので、そっちも作るかどうかの確認となる。
私の場合は、性転換手術の予定は今後も無いため、こちらは不要ということで手続きを進めた。
ここからカウンセリングが始まる。担当医との一対一の話し合いで、簡単な質問をいくつかされる。

聞かれた質問は以下の内容となる。
・いつから性別に違和感を感じていたか?
・兄弟は何人いるか?
・家族はあなたの性自認を知っているか?
・いつから今のような感じ(女性の格好)で生活しているか?
・職場環境での理解は問題ないか?
・男性として生きることに負担を感じるか?
・今の状態(女性)のほうがストレスがないか?
ほかにも細かい話はしたけど、おおよそはこんな具合である。
現時点で自分のジェンダーで社会に順応できているかが重要らしいぞ。
染色体検査
血液採取をし、染色体検査を行う。私の体が男性(XY)であることを証明するためのものだという。体が男性で性自認が女性、ではじめて性別違和という診断が下りる。
性別違和を訴える患者さんの中には稀に、生まれの性別と染色体(XY・XX)が異なる場合があるらしい。万が一、この染色体検査で私がXX(女性)と判定された場合、戸籍から修正しなくてはならなくなる。一般的にはほぼありえないことなんだけど、調べてみたら出生の性と違ったという人が稀にいるみたいだ。そのための染色体検査となる。

なお、血液検査の結果を含め、診断書が出来上がるのは1ヶ月先となる。その場合は病院受け取りか郵送で行われる。わたしは郵送にした。
ワンチャン、染色体が本来の性別と違う場合があるらしい。当然だけど私の染色体はXYでガチガチの男子でした。
気になる料金
血液検査と診断書作成料金として、もろもろで2万円くらいとなった。これが高いか安いかは正直なところわからない。一回病院に行っただけで診断書がもらえることになる、という意味では安いのかもしれない。病院によって検査の内容も料金もまちまち。(料金は初診料、診断書郵送費含む)

診断書って何に使うの?
わたしもまだ診断書を持ったことがないので詳しくはわからないが、ジェンダークリニックの先生に聞いたところ、こういうときに役立つらしい。
性別適合手術を受ける場合
性別適合手術や睾丸摘出手術の際には必要となる。前述したが、タイなど海外で性転換手術を受けるときは英語の診断書も必要になるので、そういった予定のある人は英語の診断書も作成しておこう。
名前を改名する場合
性別違和を理由とした改名手続きを行う際、家庭裁判所への提出書類として必要となる。名前変えるのも興味あるけど、口座やクレジットカードなど、全部変更手続きすることを考えるといろいろ大変そうだ。
改名するとしたら京子。
性別をめぐる内容で法的に訴えられた場合
公共施設などの利用において、トラブルが生じた場合は診断書があるとスムーズに処理できるそうだ。どういう状況を例にすればいいかわからないが、誤解を招かないためには証明できるものがあったほうがいい。
ホルモン注射の保険適応には関係ない
診断書があるからといって、ホルモン注射の料金が変わるわけではない。診断書があってもなくても、性別適合のためのホルモン療法は保険適応外となる。残念。
まとめ
診察を受けてみたが想像していたほど面倒なことは一切なかった。診断書を受け取るまでに半年から一年くらい精神科に通う必要があるという話も聞くが、私の場合は一回の通院で済んでしまった。病院の方針や、その人の状況にもよると思うが、何にしても専門の医師の意見を聞くのは重要だ。最近ではEメールやLINEでの相談も受け付けている病院も多いので、もし自分の性別の扱いに悩んでいたらお気軽に相談してみよう。
こちらの動画でも詳しく解説してるぜ。



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