こんにちは。トランスジェンダー女性のきょんです。今日はアートメイクをやった体験談についてお話しするぞ。
そもそもアートメイクとは?
アートメイクとは眉毛やまぶたに色素を入れて、メイクを固定させてしまう行為だ。
毎日化粧している場所なので、どうせならいっそ定着させてしまおう、という感じである。

私が行ったクリニックの説明では
針で皮膚に傷をつけて色素を入れること、とあった。
ようするに刺青じゃん。
まあ、手法としては刺青なんだけど、ちょっと違うらしい。
刺青は半永久的に色が入ることを狙って真皮層にしっかり色素を入れる。
アートメイクは比較的皮膚の浅い層に色素を入れるので、数年で薄くなる。
手法としては刺青と同じだけど、色を入れる場所の深さが違う。
刺青 半永久
アートメイク 数年で薄くなる
なのでアートメイクは、年月が経過したらリタッチする必要がある。
数年で消えてしまうので、気持ち的には刺青ほど重く考えなくていいぞ
よく、刺青がある人はMRIに入れないという話を聞く。それは刺青の色素に微量の金属物質が混ざっているため、磁気反応を起こしてしまうらしい。場合によってはやけどをするとか。
アートメイクの場合はどうか? 調べたところアートメイクの顔料にも微量の金属が混ざっているので同じだそうだ。
しかし、この話はかなり誇張されたものであり、実際はそこまで深刻なものではなく、MRI検査を受けることは可能。ただし、タトゥーのない人に比べると、検査結果に影響が及ぶ可能性があるとのこと。
アートメイクを受けるまでの流れ
施術を受けれるかチェック
クリニックを予約し、来院日を決める。
最初に注意事項の説明を動画で見せられる(約10分)
この動画で、アートメイクについての説明と、アートメイクを受けれるかどうかのチェックが始まる。
基礎疾患や肌の状態など、結構細かい項目がある。普通に健康ならまず大丈夫だと思う。
代表的なものとして、妊娠中、産後3ヶ月以内、HIV、ヘルペス発症部位、血友病、乾癬 など。
その他、肌荒れや日焼けして間もない肌もNGだったり。
ここまでの説明で問題なかったら、見積もりの話に入る。
金を払う
当たり前だが美容クリニックは保険が適応されない。料金は高額になるケースが多い。支払い能力を確認する意味もあって、基本は先払いだ。見積もりはだいたいホームページに記載されているものと変わらないので、クリニックにいく前にしっかりチェックしておこう。あまりに金額が違い過ぎる場合は、ぼったくられる可能性もあるのでクリニックを変えた方がいいかもしれない。
それなりに有名なクリニックは、だいたい料金表通り。せいぜい麻酔代が追加されるくらいだ。
ちなみに今回のわたしの支払額は51700円
眉毛のデザインを決める
金も払った。もう後には引けない。ここまできたらきっちり納得のいく施術をしてもらおう。
ということで、眉毛のデザインを決める。基本的にはクリニックの担当者が顔のバランスを測定して、自然な場所を決めてくれる。ただし、形や色は自分で決めなければならない。私はややつりあがった、キリっとした眉がいいので、上むきにしてもらった。
ここは慎重に決めるところだ。納得いくまで担当の人に相談してみよう。
美容クリニックはそれなりのお金をいただいているだけあって、ものすごく丁寧親切だぞ。
眉毛の色と濃さを決める
施術する位置と形が決まったら、次は色を決める。ここで専門用語が出てくるのだが、眉毛の濃さには2D、3D、4Dとあるらしい。
2Dはパウダーのアイブロウを乗せた感じ。色味が中心
3Dは眉毛一本一本を表現した感じの線が入る。
4Dは2Dと3Dを足した感じになる。
簡単に言うと、数字が大きいほど濃くなる。わたしは地眉がなさすぎるので4Dにした。

仕上がりはこんな感じ。術後、新宿にて。形も濃さも理想通りで、すごく満足している。
施術はけっこう痛い
施術は刺青と同じで、細い針に色素をつけて皮膚に入れていく。
表面麻酔ということで、クリーム状の麻酔を塗布する。
これが効いたのか、3Dの線を入れる施術は全く痛くなかった。
しかし、そのあとのパウダー状に色を入れる施術が激痛。
なんというか、傷跡に傷をつける感じでさすがに痛い。
おそらく3Dの線入れで傷をつけた箇所に再び針が刺さるので痛いのだと思う。
我慢できないレベルではないが、けっこう痛かった。
術後の痛みがあるとのことで痛み止めをもらったけど、夜はそれほど痛まなかった。触らなければ気にならない程度。
術後のケア
施術は終わった。これで一安心。と思ったのも束の間。このアートメイク、一回では色が定着しにくいので1ヶ月後にもう一度やらなければならない。あのチクチクをもう一度味わうのかと思うと億劫になる。全身に刺青が入ってる人は痛覚がおかしいのかドMなのか、よくやるなあと感心してしまう。
あと、所詮は傷跡である。術後は自分でケアしないといけない。主なケア方法はワセリンによる保湿で、とにかく乾燥させないことが大事だそうだ。
基本的に1週間は石鹸やシャンプーの類は使えない。風呂に入るときは眉毛にサランラップを貼って、シャンプーやコンディショナーが付かないように頑張っている。
モニター価格だけど…
私が行ったクリニックではモニター価格で9900円引きというものがあった。写真提供と使用許可。目と眉毛だけなのでいくら使っていただいても構わないし、9900円も安くなるのなら是非ということでモニターになった。
しかし、そこで9900円値引きしたものの、麻酔代3300円。術後のケア用品(洗顔、クレンジング)代で、結局値引き分は元に戻す形となった。まあ、それでも納得できる金額なのでOK。美にはお金がかかる。
結果、やってよかった
お金の問題や痛みなど、いろんなことも含めてそれでもやってよかったと思う。
化粧歴は長いが、実は眉毛が一番難しい。角度や濃さ一つで印象がだいぶ変わってしまう。特に左右のバランスは難しく、これはふつうにメイク慣れした女性でもズレてるときがある。
それならいっそのこと「絵」でもいいんじゃないか。
女性は化粧する男子には寛容だが
眉毛だけには厳しい
なぜだかわからないが、女性は眉毛をよく見ている。眉毛が変だと必ずツッコミを入れる。確かにここは、顔の良し悪しに関係ない。きちんと意識していれば整えることができるはず。そういう意味でも、眉毛に手を抜く輩には厳しいのだと思う。
もちろんわたしも眉毛には十分な配慮をしているが、なにせ地眉が薄いため、汗をかくと落ちてしまうのだ。けっこうしっかりと描いたつもりでも、額は汗をかきやすい場所だし、仕事がいそがしくなるとどうしても落ちてしまう。忙しくて落ちたが故に、そういうときに限って直す暇もない。そういったことの悩みを解決したくて、今回アートメイクをやってみた。
もう眉毛のメイクに悩むことがないと思うと、いい投資になったと思う。
Youtube動画はこちら。施術前と後の違いがわかるぞ。



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