こんにちは。トランスジェンダー女性のきょんです。本厚木のオカマバー「おかま共和国」でチーママをやっております。
3月8日に金玉を取ります。

突然といえば突然だけど、わたしとしては以前から決めていたことであって、ようやくこの日がきたか、という感じ。
近しい人に手術のことを話すと
「あれ?まだ付いてたの?」
みたいな返事が返ってくる。
安心してください。まだついてますよ。
実は半年ほど前からジェンダークリニックの方で手続きは終えている。手術までの流れとしてはこのような感じになる。
①手術の日程を決める。(予約から半年後)
②血液検査を行う。
③手術2週間前に最終確認の電話をする。
④予定日に手術。
※睾丸摘出手術は性同一性障害の診断書があることが前提となるので、無い場合は診断書の作成も必要。
どうして手術までに半年かかるのかは私にもわからない。人によっては一年後、とかもあるらしい。本当に予約でいっぱいだったのか。あるいは執行猶予というか、後戻りのできない手術なので考える期間を与えているのか?
稀に後悔する人もいるみたいなので、一時の気の迷いで行うべきものではないのはわかる。
自分的には迷いはないんだけど、健康なカラダにメスを入れるわけなので多少の不安はある。
というわけで睾丸摘出についてのあれこれを書いていきます。
睾丸摘出手術とは?

睾丸摘出手術は男性が体を女性に近づけるための治療。男性のカラダでは男性ホルモンの90%以上が睾丸から分泌されているため、元を断つという意味で睾丸を取ることにより、男性化が止まる。女性に近い体に変化することが期待できる。
主に、性転換手術の前段階として行うことが多い。
一部、ありあまる性欲を押さえるために行う者もいるらしい。(性犯罪者など)
玉を取ることのメリット
【ホルモンの摂取量を減らせる】
性別違和、トランスジェンダー女性は生涯女性ホルモン注射を摂取しなければならないが、睾丸摘出手術を行うことによって注射の量を減らすことができる。お医者さんによるとホルモンバランスの数値も安定するとのこと。今後、女性として生きるのであればやっておいたほうがいい手術。
【肌がキレイになる】
肌は普段のケアも大事だが、遺伝的なものもあるらしい。わたしの肌はそれほどキレイではないので、少しでも変化があるのなら是非そうなって欲しい。

【胸が出る】
これは個人差が大きいらしい。完全にガチャだけど、胸の成長は期待している。私の胸は女性ホルモン注射をしても微量の変化しかなかった。死ぬ前に一度巨乳というものを味わってみたい。
【股がすっきりするので女物のパンツが履きやすくなる】
ときどきはみ出したりしてチンポジを直すことがあったので、この点は嬉しい。下着選びが楽しくなりそうだ。
【声は変わらない】
こればかりはどうしようもないらしい。残念。
逆に女性から男性になる場合はホルモン剤で声が変化するようである。
Tバックが履けるようになることを考えるとワクワクするぜ。
玉を取ることのデメリット
【性欲が低下】
あるいは消失する。勃起障害。この点に関しては女性ホルモン剤を投与してても同じ。
【男性機能の消滅】
生殖能力がなくなるので生涯子供を作ることはできない。ただし精子は出る。精子は睾丸だけではなく前立腺でも作られるので、摘出後も若干は出るらしい。
【骨粗しょう症のリスク】
骨が弱くなるので50歳以降は骨密度に注意が必要。
【男性ホルモンの激減による倦怠感】
男性更年期障害。不安やうつ、疲労感がある。この点は特に注意したいのでこれまで以上に十分な自己管理が必要となる。

【太る】
これに関しては細い体を保ててるニューハーフさんも多いので努力次第だろう。
よく聞くデメリットは太りやすくなったということ。意地でも体型維持してやるぜ。
費用と手術内容。術後の注意点
費用は病院によってまちまちだが、私の通っている病院では243100円(税込)といったところである。やすいところでは15万くらいから行えるそうだ。
手術は1時間程度で終わる。意識がある状態で行う局部麻酔と、意識のない状態で行う麻酔を選択することができる。どっちみち日帰りできるそうだ。
術後は3日間テープによって固定される。48時間シャワーをあびることができない。夏の手術は避けたいところだ。
手術の傷は一箇所で、抜糸する必要のない溶ける糸を使う。術後は糸が勝手になくなるらしい。
1週間分の痛み止めを渡される。数日間は痛むらしい。仕事に支障がないかが心配だ。
1週間の間は血行が良くなる行為は控えないといけない。飲酒、入浴など。
性行為は3ヶ月、控えた方がよいとのこと。相手がおりませんのでそこは大丈夫。
参考までに。犬や猫の去勢費用は15000円から30000円くらいだそう。

犬漫画「銀牙伝説WEED」に玉取りのヒロという敵のキンタマを噛みちぎる犬がいたことを思い出したが、今考えるととんでもない犬だ。

経験者の体験談
知り合いの玉無しさんやMTFの人に、いろいろ聞いてみた。
手術は人によって痛み方が違う。めちゃくちゃ痛かったという人もいれば、なんともなかったという人もいる。ワクチン摂取の感想みたいな感じで、それぞれ違う。
ただし、術後数日間痛いのは共通している。ここは耐えるしかない。

精神的にかなり危うくなる人もいるらしい。気をつけたい。
筋力や体力も低下するので、若い人ほど脱力感があるみたいだ。

下半身のバランスが変わるので、まっすぐ歩けなくなったという人もいる。
それでも、だいたいの人は「取って良かった」と言う。
これからやる立場としては、そう言ってくれないと困る。
玉取りの都市伝説
最後に本当か嘘かわからない、玉取りに関する話をしたい。
【睾丸が売れる】
一部の大学病院の研究機関で人間の睾丸を研究素材として買い取っているというウワサがある。本当か嘘かは知らないが、10万くらいで売れるとか。まあ、個人的にはどう処分していただいても構わないのだけれど。

【テストステロンで胸が大きくなる?】
ファイトクラブという映画がある。デヴィッドフィンチャー監督、主演はエドワードノートンとブラッドピット。
理想とする、なりたい自分を思い描くばかりに空想上の友人を作り出して殴り合う、というぶっ飛んだストーリー。私の好きな映画ベスト10に入る。
この映画には、睾丸の癌で睾丸を摘出したボブという男の話がある。詳しくは原作の小説の序盤に書かれている。内容はこんな感じ。
睾丸を摘出したボブは、男らしさを保ちたいという理由で男性ホルモン剤(テストステロン)を投与するが、体がホルモンバランスを保とうとして女性ホルモンが過剰に分泌し、巨乳になってしまった。映画ではキジオライチョウのように乳が揺れている。
ホルモンバランスの極端な影響を描いた小話だけど、これはあくまでフィクションなので本当か嘘かはわからない。
ちなみにキジオライチョウとはこんな鳥である。ほんとです(画 きょん)
ググってみてください。チチ振り回している謎の鳥が出てきます。

この絵はふざけ過ぎたけど、実際にキジオライチョウのオスはチチをぶん回してメスにアピールするんだ。
まとめ
メリットもあればデメリットもある。肉体的にも精神的にも、これまで以上に自己管理が必要となるだろう。誰のものでもない自分の身体なので、しっかりと向き合っていきたい。
というわけで手術前に得ることのできた情報をあれこれ書いてみた。あとは私自身が直接手術を受けて、実際の変化を体感するしかない。この結果は3月8日の手術以降に、あらためて記録したいと思う。



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