プライベート

一人旅のススメ。かわいいオカマには旅をさせろ。

トランスジェンダー女性のきょんです。今日は1人旅のお話をします。

わたしの趣味は一人旅。連休があったらすぐにどっかに行きます。といっても水商売は連休は3日くらいが限度。なので行き先は主に国内。余裕があったら海外にも行きたい。

というわけで、故郷を捨てた根無し草のわたしの一人旅論を語ってみようと思います。

行き先はすぐ決めよう

なんとなくどっか行きたいけど面倒。って思うことあるじゃないですか? 

急に思い立ったらそうなるんですけど、前もって計画してたら話は別。計画した時点で旅が始まるので、行くまでのワクワク感も楽しめます。

わたしの場合はあまりあれこれ考えず、連休取れたら適当に行く場所見つけて飛行機と宿を取っちゃいます。

この時点では本当になんも考えてません。JALやANAのホームページ見てパッケージツアーの安いとこを探します。パッケージツアーとは宿と交通費がセットになってるやつで、距離に関係なく季節によってやたら安いところがあったりします。

行く場所と日時を先に決めてしまいます。

こうなると、「どっか行きたい」が「行かなきゃいけない」になります。だってチケット取っちゃったし(笑)

「まいったなあ、○月○日にどこどこ行かないといけないからなあ、どうしよう」

となると、嫌でも旅先の情報を調べますよね。「この街にはこんな変な建物があるのか」「ここ雰囲気良さそうじゃん」と、普段知ろうとしないことに目を向けるようになります。交通費と宿代も支払ってしまったので、当日に風邪引くわけにはいかないと、健康に気を使うようにもなります。

どこ行こうか決めずにいると、どうしてもそこへ行くことのデメリットを探すようになってしまう。行先と日時だけはすぐに決めちゃいましょう。お金に余裕がある人はサイコロでも振って決めるのがいいと思います。

ダーツの旅ってTV番組あるじゃないですか? 一人旅なんてダーツの旅みたいなもので、思い出づくりというよりは「企画」です。自分の人生にバラエティ要素をぶっこむためのものくらいのノリでいいと思います。自分探しとか余計な動機は一切必要ありません。

一人旅のススメ その1 行き先と日時を決めてしまう。(理由不要)

食べ物を目当てにしない

場所も日程も決まった。あとはその日が来るまでいろいろ準備するだけです。ただし、ひとつだけやらないほうがいいことがあります。それは、食べ物で行く場所を選ぶことです。

ええ? 旅行って美味しいもの食べにいくもんじゃん!

と言いたくなるかも知れませんが、ここが1人旅の落とし穴。新婚旅行や家族旅行なら一緒に食事する人がいるので何を食べるのかは非常に重要になると思いますが、一人旅には不要です。

といっても別に美味しいものを食べるな、と言ってるわけではなく、食べ物を目当てにして旅に行く必要は無い、ということです。

そもそも旅行雑誌やネットで取り上げられているようなお店は絶対並んでます。情報源は大体みんな同じ。移動に数時間かけて行った場所でまた並ぶなんて時間がもったいない。

それに美味しいものはもうすでに自分の身の回りにあります。単に美味しいものが食べたいなら、近所の一番高いお店でも行って贅沢してみましょう。1万円出せば相当なものが食えます。(わたしには出せませんが)

旅先ではあまり食べると機動力が落ちます。お腹いっぱいになると動き回るのが面倒になる。早くホテル行って横になりたい、なんて考えるようになります。そんなのもったいない。

せっかくの異国の街に来てるのだからひたすら見て回りましょう。腹ペコでフラフラしながら知らない街を歩き回り、適当に入ったお店で食って感動するのが一番です。

一人旅のススメ その2 飯はこだわらない

一人旅は自己決定の訓練になる

一人旅が面白いのは、全て自分で決めることができるところです。友達と行くと昼飯ひとつなかなか決まらない。トイレ行くのも待ったり待ってもらったり。

もちろん人に合わせるのも大事だけど、わたしはそれが苦手なのでやっぱり1人で行ってしまう。

1人で知らないところに行くと、物事を決める力が身につきます。

どこに行くか、何を食べるか。全部ひとりで決めます。完全自由。しかし人間本当に自由になってしまうと何をしていいのかわからなくなることがあります。

私たちの日常生活は、本当の意味で自分で決めていないことが多いです。細かい決定は人にまかせたり、誰かの後押しで行動してたりします。

自分で決めるって簡単なようで難しい。水商売やってるとわかるのですが、やはり社長みたいな人は物事を決めるのが早い。曖昧な返事もしません。

私たちのような性別異和の人は、人生を決められない人が多い。会社やめてオカマバーで働こうか……女性ホルモン打とうか……金玉取ろうか、性転換しようか。こういったことを決められずに悩んでる人が多い。

まあ、どれも人生を左右する一大決心だから悩むのもわかりますが、少なくとも他人が決めることではないので、どこかで自分が決めないといけない。

一人旅は自己決定の連続です。

ある会社では新人研修として、一人旅をさせるというのがあるそうです。知らない街に行って知らない人とコミュニケーションを取り、一緒に写真撮影するのがミッションだとか。

これは面白い。うちのお店でもやりたいと思いました。オカマバーなんて知らない人とのコミュニケーションの連続ですからね。逆にそれができないと務まらない。そういう意味でも一人旅は最適かも知れません。

日本なんて治安もいいし、電車は時間通りに来るし、どこ行っても日本語が通じるので余裕です。死にません。海外だと国によってはLGBTQ殺されるかも知れませんからね(笑)インドネシアでは女装ちゃんが消防車のホースで水ぶっかけられるという事件も発生しています。ひでえ。

このことについてはNEWSWEEK日本版に詳しく記載されている。興味あるかたはこちらのリンクから飛んで読んでみよう。

同性キス写真で拘束、女装には消防車で放水リンチ LGBTへ人権侵害続くインドネシア

かわいいオカマは旅をしましょう。人生において重要な自己決定力を磨くことができます。ただし必ずひとりで行く。

一人旅のススメ その3 全部自分で決める。

旅の目的なんて無い

1人旅の理由というか、目当てにしてるものは何もありません。自分でもよくわからないのですが、ただ、同じ場所にいることができない、というのがあるんですね。何か見たいわけでもないし、何かを食いたいわけでもない。

この辺は動物的というか、何か探してるわけでもなく、何かから逃げているわけでもない。ただ単に「移動」することだけが目的となっています。

何をしたいのか、よくわかりません。

ただひとつ言えることは、これまでの「移動」や「行動」はマイナスになった記憶がない、ということです。

青森から単身ででてきたことも自分の人生の転機になったし、旅行先で得るものも多い。水と同じで、流れてないと腐ってしまうのかも知れません。

自分は独り身だし実家も無い。帰る家もない。こういうセクシュアルなので普通の人生が送れるわけでもない。だから常に身軽でありたい、というのが直感的にあるのかも知れません。もしかしたら数年後は海外にいるかも知れない。そのためのフットワークの軽さを維持するためのトレーニング的な要素としての一人旅なのかも知れません。

まとめ

・行き先と日程を決めてしまう。

・食べ物を目当てにしない。

・全部ひとりで決める。

・目的はいらない。

人は毎日同じものを食べることができないように、一年中同じ場所にいることができないものです(できる人もいますが)

あの歴史的音楽家のモーツァルトも、旅ばっかりしていたらしい。彼は36歳で亡くなってますが、人生の大半を旅先で過ごしていたという。そして旅しすぎて、あまり金がなかったとか。

モーツァルトがあれだけ多くの名曲を生み出せたのも、もしかしたら旅を通して感性が磨かれていたからなのかも知れませんね。

いろんな土地に行って、どこでも行けるたくましいオカマになろうぜ。

コメント